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そして午後は、いよいよ自分たちの番です。
学生たちは、成希さんが使ったものと同じネタ、同じシャリを使い、実際に寿司を握ってみました。同じ材料を使っているのに、仕上がりは同じにはなりません。握る力、手の動かし方、シャリの扱い、形、口に入れたときの食感……。
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自分で握ってみたからこそ、プロとの違いがはっきり見えてきます。
学生たちは、自分たちが握った寿司とプロの寿司を比べながら、「何が違うのか」「なぜ違うのか」を考えました。
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ここで大切なのは、正解を教えてもらって終わりではないことです。
学生たちは、実際に見て、食べて、握って、比べた経験をもとに、「富山のおいしい寿司とは何か」について、自分たちなりの仮説 をたてました。
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でも、まだ答えは出ません。
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ここから学生たちは、教室の外へ飛び出します。米づくりの現場を訪れ、水や土地について学び、富山の自然や文化、地域の産業にも目を向けていきます。
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なぜ富山では寿司がおいしいのか。富山の米や水は、寿司にどう関わっているのか。富山湾の魚にはどんな魅力があるのか。そして、寿司を通して富山の何を伝えることができるのか。
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(学生の握り)
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さまざまなフィールドワークと学びを重ねる中で、最初に立てた「富山のおいしい寿司」の仮説も、きっと変わっていきます。知れば知るほど、握ってみればみるほど、「もっと確かめたい」「こうしたらどうだろう」という問いが生まれてくる。その問いを一つずつ、自分たちの手で確かめていきます。
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そして最後に目指すのは、学生一人ひとりが考える「富山のおいしい寿司」。自分たちで寿司を握り、なぜこの寿司なのか、どんな食材を使い、どんな思いを込めたのか、そして富山のどんな魅力を伝えたいのかを、自分の言葉で語ります。
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技術を身につけることはもちろん大切。でも、本校がこの学びを通して育てたいのは、技術だけで終わらない料理人です。
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富山を知っている。寿司を知っている。食材を知っている。自然や文化を知っている。そして、「なぜこの寿司なのか」を語ることができる。
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そんな寿司職人を、ここから育てていきます。
プロの技を見て、食べて、自分で握る。地域へ出て、米や水、魚、自然、文化を知る。そこで得た気づきを、また自分の料理に生かしていく。
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「料理人になる」だけではなく、料理を通して、富山の魅力を伝えられる人になる。
富山調理製菓専門学校だからこそできる、ちょっと特別な寿司の学びが、いよいよ始まりました。
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