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【調理技術科1年生】介護食の授業

 

【調理技術科】1年生の「介護食」の授業。
日本は世界でも有数の超高齢社会で、今後も高齢者の割合は増え続けます。
調理師として介護食の知識を持つことは、社会のニーズに応えるために欠かせないものであり、当校では「介護食」の授業を行っています。

 

 

また「介護食」を学ぶことで、噛む力や飲み込む力が弱くなった人に合わせた調理技術や献立作成力が身につき、飲食業や福祉施設などでより幅広く活躍できます。
また実際に卒業後、病院や福祉施設等に就職し、活躍している卒業生もいます。

 

 

授業を担当するのは、作業療法科 の中川先生。
青池学園富山校(富山市総曲輪)には、富山調理製菓施専門学校と富山リハビリテーション医療福祉大学校の2つの学校が1つの建物にあり、リハビリの学校の先生が調理製菓の学校の授業を、またその逆もあります。


介護食について深く学び、将来は、学んだことが活かせる分野で働きたい!学生にとって、調理も介護食も両方学べる、より知識を高められる当校の環境は、とっても魅力的!

 

 

今日は、各自もってきたプリン・ヨーグルト、お菓子、ドリンク等を使って、介護・介助を必要とするクラスメイトを相手に、介助する人、される人の立場になって、食べる⇔食べさせる、噛む、飲み込む等、それぞれのシーンを通して介護食について学びの理解を深めていきます。

 

 

高齢者は咀嚼力や嚥下(えんげ)機能が低下している場合が多く、誤嚥(ごえん)や栄養不足のリスクがあります。
食べさせる側はスプーンをどのようにもち、相手の口の中のどこに食べ物や飲み物を置くことが、相手にとって食べやすいのか、リスクがないか等、体験から学んでいきます。

 

 

入学して約1カ月。クラスの雰囲気もようやく和んできて、今日はそうした中、介護食について知る、学ぶ、また相手との関係をより深める機会になったような感じです。

 

 

食べつことは生きること。
調理師として、適切な介護食を作れるスキルは、高齢者の「健康維持」「QOL(生活の質)」を支える力になります。

 

介護食は見た目や味だけでなく、「やわらかさ」「飲み込みやすさ」「栄養バランス」など、複数の要素を同時に考えることが必要です。また、そういうことを調理師として知っておくことで、一般的な調理よりも繊細な工夫や配慮が必要であることを知り、調理師として調理技術全般が磨かれます。

 

 

食事は体だけでなく心を支えるもの。介護食は、調理を通じて「相手の立場に立って考える力」「思いやり」を学ぶきっかけにもなりました。

 

誰もが安全に、楽しく、美味しく食べられる食事
調理師として、こうした「相手のことを考えて…」ということを含め知識・実践を通して学ぶことができる当校で、一緒に調理師を目指しませんか。

 

 

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